「アニプレッションよ、わが生贄となれい!」
こんにちは。おはぎです。
ドラゴンクエスト10の発売も近づいてきました。
そろそろ廃人覚悟で、ドラクエ10に挑むかどうか、覚悟を決めないといけません。
さて、今回の記事はドラクエについてです。

ドラクエシリーズの最初の頂点であり傑作のドラゴンクエストⅢ。
このドラクエⅢのラスボスは大魔王ゾーマ。
多くのドラクエファンにとって、一際印象的な存在だったと思います。
強い!威厳がある!!カッコイイ!!!
戦闘曲が素晴らしいetc!!様々な魅力が隠されている存在です。
ではなぜ大魔王ゾーマがカッコイイのでしょうか。
そこには10つのポイントが挙げられると思います。
今回はこの10のポイントを洗い出す事で、ゾーマの全体像を掘り下げたいと思います。
こんにちは。おはぎです。
ドラゴンクエスト10の発売も近づいてきました。
そろそろ廃人覚悟で、ドラクエ10に挑むかどうか、覚悟を決めないといけません。
さて、今回の記事はドラクエについてです。

ドラクエシリーズの最初の頂点であり傑作のドラゴンクエストⅢ。
このドラクエⅢのラスボスは大魔王ゾーマ。
多くのドラクエファンにとって、一際印象的な存在だったと思います。
強い!威厳がある!!カッコイイ!!!
戦闘曲が素晴らしいetc!!様々な魅力が隠されている存在です。
ではなぜ大魔王ゾーマがカッコイイのでしょうか。
そこには10つのポイントが挙げられると思います。
今回はこの10のポイントを洗い出す事で、ゾーマの全体像を掘り下げたいと思います。
①DQシリーズ初めての大魔王
ドラクエといえば、今では魔王を倒す物語のようにイメージされる人もいるかもしれませんが
Ⅰのラスボス「りゅうおう」は竜王であり
Ⅱのラスボス「シドー」は破壊神です。
魔王ではありません。
そしてⅢでは、はじめてバラモスが「魔王」として登場しましたが、
その上の「大魔王」としてゾーマは君臨しているのです。
当時はドラゴンボールのピッコロ大魔王もいましたが
大魔王という単語はそれだけ多くのプレイヤーの心を惹きつけたのです。
②鮮烈な登場
Ⅲは冒頭、アリアハンの王様に「魔王バラモス」を倒せと言われ旅が始まります。
アリアハンから外へ飛び出し、船に乗り、世界の隅々まで回り、7つのオーブを集め
険しいネクロゴンドの洞窟を抜けて、ラーミアを蘇らせ、バラモスを倒します。
そしてアリアハンへ、王様の元へ凱旋します。
バラモスを倒せば、プレイヤーの多くはゲームクリアだという気持ちを抱くでしょう。
私もそうでした。でも、その想いはアリアハンの城内での王様への
魔王討伐の報告および祝宴中で打ち砕かれます。
この祝宴中にゾーマは颯爽と現れ
城内2Fにいた兵士たちを全てを一瞬にして消し去り
自分は大魔王であると名乗りをあげ
アリアハンの祝宴を一瞬にして絶望のどん底に叩き落します。
この一連の演出は多くのプレイヤーに圧倒的な威圧感を与えたことでしょう。
さらにゾーマを追いかけて辿り着いたのがアレフガルド。
ここでⅠ、Ⅱをやった人ならさらに衝撃だったでしょう。
この一連のストーリーの流れは美しいです。
③完全悪を貫いているところ
ゾーマは完全な悪です。
下手に同情を買うような言動は絶対にしません。
もちろん相手に弱さを見せない。
プレイヤーに感情移入を与える余地などありません。
まさに悪の中の悪。大魔王の威厳・風格の持ち主だったといえるでしょう。
④アレフガルドに広がっている厭世観
ゾーマが実質支配しているアレフガルドの人々はゾーマの存在に絶望しています。
プレイヤーはアレフガルド各地を回ってゾーマの存在に絶望する人々を実感させられます。
3つの武器防具も紛失し、ラダトームの王はどうすればよいのかわからず、
町の人々も絶望を抱きながら暮らしています。
特に城塞都市メルキドでは、ゾーマの存在に恐れをなして、
誰も働かない、殆どの人が寝ているという状態に。
そんな中で闘技場だけは通常営業と、厭世観に満ち溢れています。
何より世界が暗闇で閉ざされている事が絶望的です。
ドラクエⅢではシリーズで初めて、昼と夜の概念がもたらされ、
昼夜ある世界が作品に深みを与えてくれました。
そんなアレフガルド=夜しかない世界は、
このシステムを物語レベルで昇華され、
プレイヤーに絶望感を与える意味で素晴らしい描写となっています。
そんなラダトームの世界の人々の会話を一部紹介します。
⑤正体不明=神秘性
大魔王ゾーマについてわかっているのは、
全てを拒む所(ラダトームの北の洞窟=ロトの洞窟)からやってきた事。これだけです。
実は何者だかわからない点も、神秘的で素敵です。
⑥光の玉 で闇の衣を剥ぎ取る演出のカタルシス
こうしたゲームをプレイする中で人々との会話を聞きながら旅しつつ、
プレイヤーそれぞれのゾーマ像が形成されていきます。
そんな中で最後の決戦。
ここでゾーマに対して光の玉を使って、ゾーマの闇の衣を剥ぐ演出は最高にカッコイイ!!
光の玉はバシバシと強烈な音を立て、画面が激しく光りながら、ゾーマの色が落ちていく。
ドラクエシリーズ屈指の名シーンです。
⑦いてつく波動の存在
敵味方にかけられた全ての補助系呪文を無効化するゾーマのみに許された技。
バイキルト・ルカニ・スクルトが重宝するドラクエⅢにとって、厄介この上ない技です。
あと、ボボボボワーみたいな形容が難しい効果音もカッコイイ。
⑧吹雪・氷系属性
ⅠからⅢのボスクラスの敵は全て、火を吐くモンスターでした。
竜王もシドーもバラモスも…。
しかしゾーマは彼らとは違い、吹雪を吐き、氷系呪文のマヒャドを使いこなす吹雪・氷系。
バラモスの炎に対するゾーマの吹雪と、対の関係になっているのもカッコイイです!
⑨勇者の挑戦
ゾーマ戦にこの曲あり!
ドラクエシリーズの多くのラスボス曲が
ラスボスの禍々しさや恐怖を表現するものになっていますが、
ゾーマ戦の曲はタイトル通りに、勇者側からゾーマと戦う視点の曲なのです。
とても人気が高く、2chで開催されている「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」において
第1回は2位、2回目では1位を獲得しています。
アレフガルドのフィールド曲(荒野を行く)のアレンジでもあります。
自分はFC版の方が好きです。オーケストラだとNHK交響楽団のが好きです。
ちなみに今でも聞くだけで、うるうるしてしまいます。
⑩名台詞のオンパレード
ドラクエⅢはOPがカットされるほど容量不足なゲームです。
その為に、システムや会話も含め、徹底的に洗練された内容になっています。
そんな洗練に洗練を重ねた中でゾーマの台詞が生きてきます。
全ての台詞がカッコイイとしかいいようがありません。
まとめ
以上、 ゾーマがカッコイイ10つのポイントを紹介しました。
ゾーマがカッコイイのは、そう見える展開と演出がきっちり仕込まれている点、
そしてそれをプレイヤーに断片的な情報を与え刷り込ませている所です。
また、他のドラクエのラスボスの多くは人型を放棄して化物になってしまいますが、
ゾーマは人型を維持して、化物化物してないところもカッコイイです。
(余談ですが、ゾーマとピッコロ大魔王の共通点は指が4本)
ロトシリーズ3部作を締めくくる存在として最もふさわしい存在のゾーマ。
今でも私の心の中で、最もカッコイイ大魔王として君臨し続ける事でしょう。
今回は以上です。
ドラクエといえば、今では魔王を倒す物語のようにイメージされる人もいるかもしれませんが
Ⅰのラスボス「りゅうおう」は竜王であり
Ⅱのラスボス「シドー」は破壊神です。
魔王ではありません。
そしてⅢでは、はじめてバラモスが「魔王」として登場しましたが、
その上の「大魔王」としてゾーマは君臨しているのです。
当時はドラゴンボールのピッコロ大魔王もいましたが
大魔王という単語はそれだけ多くのプレイヤーの心を惹きつけたのです。
②鮮烈な登場
Ⅲは冒頭、アリアハンの王様に「魔王バラモス」を倒せと言われ旅が始まります。
アリアハンから外へ飛び出し、船に乗り、世界の隅々まで回り、7つのオーブを集め
険しいネクロゴンドの洞窟を抜けて、ラーミアを蘇らせ、バラモスを倒します。
そしてアリアハンへ、王様の元へ凱旋します。
バラモスを倒せば、プレイヤーの多くはゲームクリアだという気持ちを抱くでしょう。
私もそうでした。でも、その想いはアリアハンの城内での王様への
魔王討伐の報告および祝宴中で打ち砕かれます。
この祝宴中にゾーマは颯爽と現れ
城内2Fにいた兵士たちを全てを一瞬にして消し去り
自分は大魔王であると名乗りをあげ
アリアハンの祝宴を一瞬にして絶望のどん底に叩き落します。
この一連の演出は多くのプレイヤーに圧倒的な威圧感を与えたことでしょう。
さらにゾーマを追いかけて辿り着いたのがアレフガルド。
ここでⅠ、Ⅱをやった人ならさらに衝撃だったでしょう。
この一連のストーリーの流れは美しいです。
③完全悪を貫いているところ
ゾーマは完全な悪です。
下手に同情を買うような言動は絶対にしません。
もちろん相手に弱さを見せない。
プレイヤーに感情移入を与える余地などありません。
まさに悪の中の悪。大魔王の威厳・風格の持ち主だったといえるでしょう。
④アレフガルドに広がっている厭世観
ゾーマが実質支配しているアレフガルドの人々はゾーマの存在に絶望しています。
プレイヤーはアレフガルド各地を回ってゾーマの存在に絶望する人々を実感させられます。
3つの武器防具も紛失し、ラダトームの王はどうすればよいのかわからず、
町の人々も絶望を抱きながら暮らしています。
特に城塞都市メルキドでは、ゾーマの存在に恐れをなして、
誰も働かない、殆どの人が寝ているという状態に。
そんな中で闘技場だけは通常営業と、厭世観に満ち溢れています。
何より世界が暗闇で閉ざされている事が絶望的です。
ドラクエⅢではシリーズで初めて、昼と夜の概念がもたらされ、
昼夜ある世界が作品に深みを与えてくれました。
そんなアレフガルド=夜しかない世界は、
このシステムを物語レベルで昇華され、
プレイヤーに絶望感を与える意味で素晴らしい描写となっています。
そんなラダトームの世界の人々の会話を一部紹介します。
ラダトームの女性「ここアレフガルドは閉じられた闇の世界。ただ絶望があるだけですわ。」
ラダトームの兵士「大魔王ゾーマを倒すなどまるで夢物語だ。」
ラダトームの兵士「魔王は絶望を啜り憎しみを喰らい悲しみの涙で喉を潤すという」
メルキドの兵士「ここは城塞都市メルキド。しかしこんな城塞など魔王の手にかかればひとたまりもないだろう。」
⑤正体不明=神秘性
大魔王ゾーマについてわかっているのは、
全てを拒む所(ラダトームの北の洞窟=ロトの洞窟)からやってきた事。これだけです。
実は何者だかわからない点も、神秘的で素敵です。
⑥光の玉 で闇の衣を剥ぎ取る演出のカタルシス
こうしたゲームをプレイする中で人々との会話を聞きながら旅しつつ、
プレイヤーそれぞれのゾーマ像が形成されていきます。
そんな中で最後の決戦。
ここでゾーマに対して光の玉を使って、ゾーマの闇の衣を剥ぐ演出は最高にカッコイイ!!
光の玉はバシバシと強烈な音を立て、画面が激しく光りながら、ゾーマの色が落ちていく。
ドラクエシリーズ屈指の名シーンです。
⑦いてつく波動の存在
敵味方にかけられた全ての補助系呪文を無効化するゾーマのみに許された技。
バイキルト・ルカニ・スクルトが重宝するドラクエⅢにとって、厄介この上ない技です。
あと、ボボボボワーみたいな形容が難しい効果音もカッコイイ。
⑧吹雪・氷系属性
ⅠからⅢのボスクラスの敵は全て、火を吐くモンスターでした。
竜王もシドーもバラモスも…。
しかしゾーマは彼らとは違い、吹雪を吐き、氷系呪文のマヒャドを使いこなす吹雪・氷系。
バラモスの炎に対するゾーマの吹雪と、対の関係になっているのもカッコイイです!
⑨勇者の挑戦
ゾーマ戦にこの曲あり!
ドラクエシリーズの多くのラスボス曲が
ラスボスの禍々しさや恐怖を表現するものになっていますが、
ゾーマ戦の曲はタイトル通りに、勇者側からゾーマと戦う視点の曲なのです。
とても人気が高く、2chで開催されている「みんなで決めるゲーム音楽ベスト100」において
第1回は2位、2回目では1位を獲得しています。
アレフガルドのフィールド曲(荒野を行く)のアレンジでもあります。
自分はFC版の方が好きです。オーケストラだとNHK交響楽団のが好きです。
ちなみに今でも聞くだけで、うるうるしてしまいます。
⑩名台詞のオンパレード
ドラクエⅢはOPがカットされるほど容量不足なゲームです。
その為に、システムや会話も含め、徹底的に洗練された内容になっています。
そんな洗練に洗練を重ねた中でゾーマの台詞が生きてきます。
勇者達の対面時
「○○よ!わが生贄の祭壇へよくぞ来た!我こそは全てを滅ぼすもの!
全ての命をわが生贄とし絶望で世界を覆いつくしてやろう!○○よ!わが生贄となれい!
いでよわが僕たちこやつらを滅ぼしその苦しみをわしに奉げよ!」
決戦直前
「○○よ!なにゆえもがき生きるのか?滅びこそわが喜び。死にゆくものこそ美しいしい。
さあわが腕の中で息絶えるがよい!」
倒した後
「○○よよくぞわしを倒した。しかし光ある限り闇もまたある。わしには見えるのだ。再び闇から何者かが現れよう。だがその時はお前は年老いて生きてはいまい。わはははは…。ぐふっ。」
全ての台詞がカッコイイとしかいいようがありません。
まとめ
以上、 ゾーマがカッコイイ10つのポイントを紹介しました。
ゾーマがカッコイイのは、そう見える展開と演出がきっちり仕込まれている点、
そしてそれをプレイヤーに断片的な情報を与え刷り込ませている所です。
また、他のドラクエのラスボスの多くは人型を放棄して化物になってしまいますが、
ゾーマは人型を維持して、化物化物してないところもカッコイイです。
(余談ですが、ゾーマとピッコロ大魔王の共通点は指が4本)
ロトシリーズ3部作を締めくくる存在として最もふさわしい存在のゾーマ。
今でも私の心の中で、最もカッコイイ大魔王として君臨し続ける事でしょう。
今回は以上です。
ちゃんと「様」を付けろや。