わたしは競馬ファンであるからして、
ついつい、「アニメを評価すること」を、
「競馬の予想をすること」の比喩として考えてしまう。

アニメ作品Aを「今期1番に推す」という行為は、
競走馬Aに「本命印◎をつける」という行為に似ている。
つまり、わたしにとっての、貴方にとっての、
「本命アニメ」は何か、ということだ。

自分にとって本命視しているアニメがあるということは、
そこそこ評価しているが、本命アニメほどではないアニメ、
ノーマークのアニメもあるということだ。
相対評価とは、そういうことだ。

競馬の予想とは、横の比較である。
◎をつけなければならない、
○も▲も△もつけなければならない、
ならば必然的に、横の比較になる。
競馬の予想とは、出走馬同士を比較することであり、
絶対評価ではなく、相対評価である。

そして、アニメの評価も、「横の比較」「相対評価」であると、わたしは思うのだ。
絶対評価ではないと思うのだ。
絶対評価ではだめだと思うのだ。

今回の記事では、
「アニメを評価すること」の重要性について考えてみたい。

アニメ同士に優劣をつけたくない、というかたを、否定するつもりはない。
嫌いなアニメがない、アニメを嫌いたくない、というかたも否定するつもりはない。

ただ、わたしは、アニメを序列付けするのが好きな人間であり、
アニメを序列付けするのが好きな自分に嘘を付きたくない。
だから、ここでは自分基準で書かせていただく。

アニメ同士に優劣をつける物言いや、
「評論」「批評」という言説が好きでないかたは、
この先を無理に読まれる必要はない。続きを読む

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