アニプレッション

アニメブログの新たな形を目指します。クロスレビューと各メンバーの個性を生かした多岐な記事を発表する事で、アニメ語りの面白さを伝えられる場にしていきたいです。またメンバー以外でも、ぜひ記事を書きたいという人はツイッターやコメントなどでご連絡ください。

カテゴリ:ブログ論

感想素人のわたしと一緒によりよい感想の書き方を考えよう!

先日の座談会に参加して以降、ブログにおいてのアニメ感想の書き方を見直すことにしました。

アニメ感想のスタイルがまだ定まっていないわたしが、同じように感想を書きあぐねている皆さんと感想の書き方を考える。
これが今回の記事のねらいです。
それでは皆さんにわたしの感想ブログの「未来設計図」みたいな、今後の指針を提示したいと思います。
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読書とブログ

前回はなんか重たい記事になってしまったので、今回は軽めの雑談で行こうと思う。

話は高校一年の冬に遡る。
わたしはその時すでに、物書きになろうと決意していた。
ただ、それまで「読まなくても俺には上手い文章が書ける!!」とタカをくくっていたものの、
いざ書いた文章はそれはもう酷いものであった(苦笑)。
いま読み返したら赤面必至だ。
なので、「本を沢山読んだら文章が上手くなるはずだ」という単純な発想で、本を読みあさることに決めたのである。

わたしは高校時代、どんな読書をしていたか?
とにかく図書館の新潮文庫の棚から借りるのだ。
「新潮文庫の100年」というシリーズ(「新潮文庫の100冊」ではない)があって、それを良く読んでいた。
ただ、いきなり大江健三郎などから読み始めたものだから、最初は非常に読むのに時間がかかった。
けれども、いま思うと、あの頃の悪戦苦闘しながらの読書・・・「遅読」のほうが、濃密な時間を過ごしていた(興味がある人は、山村修という人が書いた『遅読のすすめ』という本を読んでみるといい。ちくま文庫から出ています)。
文字を追うというよりも、読み下す、といった感じだったが、それで文章の素養が身に付いた感じがする。
もちろん、白昼夢に陥り、文字を追うだけになっていた、ということもしばしばだったが・・・・・・
太宰治を筆頭に、死んだ作家の本を読む一方で、現代作家の本も読んでいた。
やっ ぱりというか、村上春樹と、村上龍は読んだ。W村上が好きだというとバカにされるけど、村上春樹のエッセイと、村上龍の小説が好きだった。春樹の『村上朝日堂』シリーズはいまでも読んでいるし、龍の『69 sixty nine』は人生で最も影響を受けた小説のひとつだ。
そうして、正味丸2年で、 300冊近くの本を読んだ。読書記録はまめに付けていた。この数字が多いか少ないかはわからない。ただ、人生で最も読書に時間を割いた時期だったし、実は今のわたしの文体は、ほとんどの部分でそのころ読んだものの影響下にあるといっても過言ではない。
大学に入ってから読書量は激減したが、しがみつくように読んだドストエフスキー『罪と罰』やトルストイ『アンナ・カレーニナ』には感銘した。そうはいうものの、大学入学後一番読んだのは競馬関連書籍だ。

わたしはいささかテクスト論的な、「文章は実は引用の織物でできている」という説にひかれているので、やはりある程度の本を読まなければ文章は上達しないと考えている。
いま、アニメブログを書かれている方の中には、まったく読書をしないという方も多いだろう。
それではやはり勿体ないと思う。
読書をすれば、あなたのブログは磨かれる。
(更新頻度が少ないわたしが言うのもアレだが・・・・・・)
新書を100冊読めとか、明確な基準はないと思う。
ただ、それなりの量を積めば、文章力は勝手に付いてくる。
好きになった本は、自然と繰り返し読むようになる。
読書の手引きとして、わたしは斎藤孝著『読書力』(岩波新書)をすすめておく。
「読書はスポーツだ」なんてことが書かれているが、
もしかしたら、ブログを書くこともスポーツなのかもしれない。


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大切なアニメが、1つあればいい

ばるとです。こんびんびん。

ブログがなんか迷走中ですんません。

ですが、某サッカー選手の新書タイトルではないですが、「やめないよ」を標語として頑張っていきたいところです。
うん、やめるつもりは毛頭ないよ。

しかし、現在のわたしがアニメスランプに入っていることも事実。

このアニメスランプを一言で表すならば、
「アニメを観ることが、作業になってしまっている」・・・・・・。

ただ放送している番組を、録画して、さばくだけ。
それは、本当にアニメを観ているといえるのだろうか?

大量の番組の洪水の中で、われわれは大切な何かを忘れてしまったのではないか?

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アニメを「実際に観る」ことの大切さ

「百聞は一見にしかず」ということわざがある。
人から聞いたことを鵜呑みにせず実際に現物を見ろ、ということだが、これはアニメにこそ当てはまると、わたしは思っている。
とくに、アニメで文字情報を当てにするなどもってのほかだ。
(かくいう自分が、文字情報を当てにするという失敗を犯しがちなのだが・・・・・・。)
文字情報は、「レビューサイトの評価」だったり、「データベースサイトのキャスト&スタッフリスト」のことなんかをいう。 
他人の評価ほど当てにならないものはない。
実際に現物を観てみたらまるで想像していたのと違うアニメだった、ということは私自身、一度や二度ではない。
また、実際にアニメを観なくては、脚本家や監督やアニメーターのことはわからないし、声優のことだってわからない。
監督の名前から過去の業績しか浮かばないひとは、その監督のアニメを実際に見たことがないひとだ。監督のことをわかっていない。そもそも監督の作品を観ていないので、自分なりの監督に対する見方がないし、へんな先入観を持ってしまう。
かく言うわたしも、過去には監督のネームバリューで観る番組を選んでいたことがあった。 これは愚行と断言していい。
また声優についても、名前を見ただけで声が浮かばないようでは声優について知っているとはいえないだろう。
わたしが今回の同人誌で書いた声優論で落ち度があるとすれば、ベテラン声優のことを先入観で書いてしまったかもしれないという点だと思う。
林原めぐみさんの演技はよく知っているがつもりだが、彼女がどう偉大であるのか、その真の凄みは林原世代ではないわたしにはわからない。
そう、リアルタイムにこだわることは大事だ。
リアルタイムで観たアニメには変な先入観がないし、過小評価されている作品と過大評価されている作品の判断ができる。

競馬新聞を読んだことがあるだろうか?
読んだことがなくても、スポーツ新聞などに載っているレースの「出馬表」を観たことがある人は多いだろう。
あれには出走馬の詳細な戦績が書いてある。
海外の競馬専門家が、「日本の競馬新聞は世界一だ」と絶賛するほど、日本の競馬新聞の情報量はすごいのである。
しかしその、新聞に書かれた詳細な馬の成績についての文字情報が仇なのだ。
「0秒5差1着」「1秒差5着」で内容が大差ないということがあるからだ。どういうことか? 前者は他の馬に0秒5差をつけて勝った。 文字情報だけで判断するならば、約3馬身差の圧勝である。しかし実際のレースで、展開があまりにも向いていたり、他馬に不利が重なったりして、恵まれて勝利をつかんだだけだとすれば・・・・・・?
後者は勝ち馬から1秒離されて5着に敗れた。しかしこの凡走馬が道中で致命的な不利を受けていたり、直線で前が開かず、終始手綱を引いたままだったとすれば・・・・・・? 力を出し切っていないのは明白で、この場合後者のほうが馬券的な魅力があることが多い(つまり「穴馬」ですね)。
また同じ「0秒2差2着」でも、3着馬と0秒1しか離れていないか、それとも1秒も離したのかで全然変わってくる。競馬新聞の戦績欄には、1着馬との差は書かれていても3着馬との差は書かれていないからだ。 
つい長々と競馬について能書きを垂れてしまったが、要は競馬において「実際のレースを観る」ことは、「実際にアニメを観る」こととつながるものがある、と感じているだけだ。
レースを観ないと競走馬のことがわからないのと同様に、映像を観なければその作品のことはわからない。もっと言えば、アニメを観なければアニメのことはわからない。

実際のアニメを英文を多読するがごとく多く視聴すれば、スタッフや声優に対し理解が深まるし、アニメのことが次第にわかってきて、やがてはアニメ理論を構築できる。

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アニメは内容が9割

もっと最高の夢を

このほど、大学でアニメに関する論文を書いた。
書き終えて思ったのは、映像は文学と比べて言葉にしにくいなあ、ということ。
映像は言語じゃない。
それに引用ができない。
だから言葉で表現しにくいのは至極当然なことであろう。

作画とか、演出とか、音響とか、
「言葉で言い表しにくい部分」を、ブログでも何とか言葉にしようと努力を続けてきた。
でも、作画とか演出とか音響を言葉にしようとすると、
言葉は宙ぶらりんになってしまう。
結局は印象論で、上手い文章にはならない。
言葉で言い表しにくい部分に無理に手をつけようとすると、
文章が変になってしまう。
口を酸っぱくして、「音の置き方」が大事なんだよ、と言ってきたが、
うまく読み手に伝わったかどうか怪しい。

だから、内容が一番大事なんだと思う。
内容なら語れる。
そして、読み手と共有することができる。

この場合の「内容」は「脚本」とイコールじゃない。
アニメは大勢の人の汗と涙の結晶だ。
脚本のほかにも、声優や、コンテ・演出や、原画や、動画や、美術や、彩色や、選曲といった、数多くのセクションが内容に関わっている。
だから、どれか一つのセクションを過剰に持ち上げるのは変だ。

彼女と映画を観た後、喫茶店に入ったとする。
映画の感想を言い合うとする。
内容のことについて話すのが一番話しやすいのではないだろうか。
たとえば、『天空の城ラピュタ』について話すとする。
私が「初めのほうの線路上のアクションが良かったね」と言ったとする。
これでは会話があまり進展しない。
彼女が作画に多少なりとも敏感ならば話は成り立つだろうが、
単なる印象の投げ合いになってしまう。
「あのシーンがよかった」「このシーンがよかった」では、
実りのあるアニメ・トークとはいえない。
それは断片だけを話しているのであって、内容について語り合っているとは言えない。
作画について言及するだけでは、
「バルス!」について言及しているのと変わりない。

これなら、たとえば「『ラピュタ』に見る宮崎駿の文明観」というテーマに話を持っていくほうがいいのだ。
多少真面目な話になるが、彼女自身が持っている(宮崎駿とは違う)文明観が引き出せるかもしれないのだ。
テーマ論だと突っ込んだ話になるから会話が弾む。
これは議論になる。

内容に関する話をしたほうが、会話は弾む。
新たな意見も生まれる。
時には論戦にもなるが、それもまた楽しい。

たとえば私は、『カレイドスター』終盤の「そらとレイラの考えの相違」ということについてもう10年近く考え続けている。
ほとんど毎日だ。
これは内容にまつわる好例である。
終生考え続けるのは、見た目の印象よりも内容のことなのだ。
そう、作画・演出といった「見た目」よりも「内容」のほうが肝心なのではないだろうか?

かつて私は『インフィニット・ストラトス』の感想において、
「このアニメではヒロインの見た目が9割である」というような結論に至ったことがある。
しかし「セシリアかわいい」「シャルかわいい」と悶えるだけでは視聴者としての成長がない。
内容について語ることが肝心なのだ。

内容について考えれば考えるだけ、文章も書きやすくなる。
内容は言い換えがきくのだから。

だから、受け手はアニメに対し、内容を理解する態度が何よりも求められる。

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アニプレッション Vol.1 2010年の人気作品を中心に語り倒した内容になっています。
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失われた何か(おはぎ)
アニメーションの魅力を語れる場にしていきましょう!!
この空が消えてなくなるその日まで
ご連絡はikagayasaito@gmail.com迄
もす!(神酒原(みきはら) )
…人間の生涯に、何らかの価値があるとするならば、それはその何者かと戦うところにしかない。自分の代わりにものごとを考えてくれるイマジネーターと対決するVSイマジネーター ―それこそが人々がまず最初に立たねばならない位置だろう ――霧間誠一
妄想詩人の手記(おパゲーヌス)
アニメにおける「見せ方の良し悪し」と「価値のありか」をきちんと評価できるような記事を書いていくのが目標です。アニメは芸術たり得るか。そんな命題を常に問いかけながら、なるべく好意的にアニメと向き合っていきたい。
Phantom(柚木礼)
アニメの演出に興味があります。
FullHuRo フル・風呂
アニメ感想による「アニメ興行師」見習い中。良作・珍作・迷作の情報求む。記事内容の補足もtwitterでもやってます!
大好きなアニメを観て感じたこと、想ったことを大切にした記事を通して、色々な人たちと多角的に一つの作品やアニメ業界を見つめ、よりよい形で『アニメ』というものを付き合い、理解して行きたいです。
半熟ゆでたまご(クラッカ)
アニメに関する演出・作画の記事を中心に書いています。 背景が綿密に描き込まれていて一つひとつの動きを破綻なく描く作品より、 ハッタリ重視でアニメという空間ならではの演出を見せてくれる作品の方が好き。
今期はアニメから遠ざかってる人。来期は何がなんでも復帰したい。そして、そろそろ初投稿を。
『アニプレッション!!』が出す同人誌のイラスト担当。
かて日記-あにめな生活-(かてぽん)ぼくここ。ぼららら。
メルクマール (メルクマール)
Welcome to our adolescence.(サンキョー)
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