アニプレッションは夏コミ(C82)への参加が決定しましたが、お兄さんお姉さんの夏コミの予定はどのようなものでしょうか、こんばんは。
「もす!」の神酒原です。

さて今回の記事では、第4回総選挙が終わっていい意味でも悪い意味でも世間の話題の渦中にあるAKB48から、アニメ作品として展開している『AKB0048』のキャラクターの一人、9代目大島優子(以下優子。正しい表記はゆうこだが、平仮名だとややこしいので)を取り上げていきたいと思います。

実は以前に、『ちはやふる』の千早が可愛すぎて心臓の鼓動がちはやぶるという記事を書いていた私。(『ちはやふる』二期決定してますね!うひょー!)
ついにシリーズ化。「心臓の鼓動が」シリーズとでも名付けましょうか。
はい、つまり、私は優子にメロメロなのです。ご執心なのです。骨抜きなのです。

以下、アニメの第6話までのネタバレを含みます。
それではどうぞ。
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序論:襲名メンバーの立ち位置がとてもいい

ちなみに言っておくと、私はAKBのファンでもアンチでもありません。特別な感情はない、カラオケで誰かが入れたら一緒に盛り上がる、でも売り方には疑問を感じる。という、恐らくごく一般的な感覚です。
しかしアニメはすごく楽しみでした。ものすごいイロモノだけど、製作スタッフが思いの外実績の高い本気メンバーだったもので、今や話題性ナンバー1のAKBのアニメをどう料理するのか、興味がありました。

実際に6話まで視聴したところ、「いや、おいいいww」となってしまうようなつっこみどころがあっちこっちに転がっているわけですが、それでもいいところはいっぱいあり、その一つが襲名メンバーの立ち位置です。

これは個人的な感想になるかも知れませんが、事前情報の時点で、上手いと思っていました。
設定の突飛さには目を丸くしたものですが、私がいいと思ったのはキャスティング。AKBのアニメですので、AKBメンバーが声優として出演しない手はあり得ないわけで、むしろそうしなかったらどん判金ドブというやつで、でも素人の声優は基本的に棒だしなぁ……という、以前の私の心配を吹き飛ばしてくれました。
襲名メンバーのCVを現役声優が務め、研究生メンバーのCVをAKBからオーディションで選ぶ。画期的だと思いました。このキャスティングなら最悪棒ばかりでも我慢できるし、襲名メンバーの声は名実共にハイレベルの声優の声で聞ける。設定とキャスティングがこれほどかっちりハマったアニメもそうそうないと思っています。

そして、第1話。
つっこみどころは全てスルーしながら記事を書きますが、そうすると、襲名メンバーの貫録がものすごい!
芸能禁止の星で、近未来的な派手な演出でライブを行う。映像の美麗さも彼女らの貫録を底上げします。
私は一気に取り込まれました。視点が幼い少女たちのものだったというのも大きく、AKB0048の存在感がよく描けていたと思います。本当に世の中が芸能禁止になって、このように命がけでゲリラライブを行うアイドルがいて、そのライブを見ることができたなら本当に素晴らしいだろうなぁ……と、素直に感じることができました。


1.その中でも、優子はひときわ輝く

ここから優子の話になります。

その第1話。
私は視聴前、あっちゃんの描写に期待をかけていました。現実のあっちゃんは絶対的エースとしてテレビを点ければどうしても目についていましたし、キービジュアルなどでもセンターだったので、「襲名メンバーの主役的なポジションなのだろうな」と思っていたのです。特に誰のファンというわけでもない私が最もフィーチャーされそうなキャラに期待するのは、当然の流れだと思います。

ライブ描写で最も輝いていたのは、確かにあっちゃんでした。
CGダンスもいいが、ところどころ挿入される手描き作画のあっちゃんがとてもいい味を出していました。こんなライブに行きたい、と思わせてくれます。

しかし私は、ここで優子に目を奪われることになります。
みなさんは覚えていますでしょうか。00がライブを切り上げる時、影からライブを見ていた主人公たちのところへ寄り道してウィンクをするシーンを!

単純に、このウィンクが可愛かったというのもあります。でもそれだけでは、私のハートを射抜くことなどできなかったでしょう。
私はこのシーンに、優子の「ファンみんなにライブを楽しんでもらいたい」という意気込みを感じました。ステージの近くにいたわけではなく、遠くの岩陰からライブを見ていた小さな女の子たち。あの子たちにも、最高の思い出を残してあげたい……という気持ちから送った、ファンサービス。
ものすごくカッコよくて、私は感動しました。とびきり可愛いウィンクをもらった幼い凪沙たちは、とても嬉しかったでしょう。私たちもAKBになりたい!という気持ちが、ストレートに伝わってきます。

この時はまだ、「襲名メンバーすげええええ」という感想でした。私が優子に注目するようになったのはもう少しあとのことで、しかし注目し始めてからこの第1話を見直すとウィンクしているのが優子だったので、さらに優子のことが好きになってしまったのです。


2.ヒーロー的活躍

第1話で貫録を見せつけてくれた襲名メンバーですが、主にライブ方面での活躍だったものが、第2話ではバトル面での活躍がよりフィーチャーされました。

アキバスターへ赴く旅客船(……だよね?)を突如デス軍が襲い、00が助けに来てくれる……という、王道も王道、テンプレとも言われかねない流れでしたが、歌って踊るアイドルである彼女たちがかっこよく戦っている様はやはりカッコいいものです。つっこみどころは無視し、ここは素直に燃えておくのが吉でしょう。

凪沙を助けた智恵理がシャンデリアの下敷きになってピンチ……というところに駆けつけたのは、優子。
襲名の輝きとやらで謎パワーを発揮してシャンデリアを投げ飛ばしたところは口あんぐりでしたが、優子が非常にサバサバしているのでカッコよく映ります。

ここで優子は、凪沙にやたら顔を近づける、智恵理をお姫さま抱っこする、などなどやたらスキンシップを取っていました。シャトルに着いた時の智恵理のボディチェックもいいですね。
サバサバ感とこの頼れる感(なれなれしさ?)が、「いい先輩」を感じさせます。ピンチに駆けつけてくるだけでもカッコいいのに、こういうスキンシップを取る余裕まで見せてくれたら、もはやヒーロー。
襲名メンバー、特に優子の株がどんどん上がっていきます。
凪沙たちの視点に立つと、漠然と憧れの存在であった00のメンバーが具体的なビジョンを以ていよいよ本気でカッコいい、というところでしょうか。


3.憧れの存在が、一気に身近に急接近

見事AKBの研究生になれた凪沙たちが住むことになった寮は、なんと襲名メンバーと同じ屋根の下。
私はびっくりしました。漠然と、襲名メンバーと研究生は違う寮に住むものだと思っていたのと、存在の急接近を感じたからです。

同じ屋根の下に住み、同じ釜の飯を食べるというのは、それだけで仲間意識が強まるもの。
私はドキドキしました。いつ研究生たちと襲名メンバーが寮内でばったり出会うのだろう、と。

歓迎の晩ご飯前。
歴代センターノヴァの写真を肴に語り合う研究生たちの前に(後ろからでしたが)現れたのは、なんと優子!
しかも私服!
ついさっき劇場で「ヘビーローテーション」を歌って観客を沸かせたばかりのアイドルがオフの格好で突然現れたとなれば、その急接近ぶりは凄まじいものがあります。
呆気に取られて動けない研究生たちの前で夢を語り、背中を叩いて去っていくサバけっぷりがとても心地いい。憧れの先輩の急接近にまだ戸惑いを隠せない研究生たちがいい味を出しています。


4.あっちゃんの有効活用

第1話以来あっちゃんを見ないので、「どうしたのだろう?」と不思議に思っていた私。
どうやら13代目あっちゃんはすでに卒業してしまっていたようです。現実のあっちゃんが8月に卒業するので、面白い偶然ですね。いや、わざとかな。
この卒業はのちにひと波乱ありそうで、それはそれであっちゃんのエピソードも楽しめそうな予感がしていいのですが(早くみゆきちの美少女ヴォイスを聞きたいぜ)、ここで終わらせないのがこのアニメのすごいところ。

第4話で急接近してみせた優子の目標は、あっちゃん。
センターノヴァとしてキラキラ輝くあっちゃんに憧れ、頑張ってきた。
だから、廃止されたセンターノヴァを絶対に復活させる。

雲の上でキラキラと輝かしい人生を送っているように見える襲名メンバーでも、まだ目指したい上がある。
目標に向かってひたむきに頑張る。
この話を直に聞いた凪沙と智恵理は、優子を本当に近くに感じたことでしょう。本当にカッコいい先輩だけど、自分たちと変わらない等身大の頑張る女の子であると気付いたはずです。「大島優子を襲名したい!」という凪沙がとても印象的です。

そう、第1話時点では襲名メンバーの全員が雲の上の存在であったところを、あっちゃんを一人雲の上に置いたまま他の襲名メンバーを研究生たちと同じ視点まで落とし込んでいるのですね。
いずれはあっちゃんも登場し、等身大の姿を見せてくれることでしょうが、今は一人だけ雲の上に残ることで他の襲名メンバーを、特に夢を語った優子を「見上げる」存在ではなく「一緒にいる」存在へとコンバートさせてみせました。

今は姉御肌の強い優子ですが、あっちゃんが再登場することがあれば、今は見せない違った面が見えてくるかもしれません。
研究生たちを主人公にし、彼女たちを丁寧に掘り下げながらも、キャラクターの配置を駆使して襲名メンバーの立ち位置も一緒に掘り下げていく。このアニメ何気にすげぇことをやってのけています。
優子は、今のところ襲名メンバー側の主人公ポジションのようですから、特にフィーチャーされますね。

5.その他いろいろ

八重歯可愛い。

いや、今までは作劇を中心に語ってきましたが、ビジュアルが本当にいいですね。
あっちゃんやまゆゆなんかは現実の子をモデルにしているのがよく分かりますが、優子はどうも現実の大島優子と結びつきません。私は最初、アニメの優子をたかみなだと勘違いしていたくらいです。
まぁでも、目がクリクリと大きいのは似ているのかな。

正直、キャラデザだけで言ってもこのアニメの中で断トツで好きです。後ろ髪をサイドテールにまとめているところが最高です。
CGのモデリングもいいですね。感想を見て回っていないのでよく分からないのですが、あまり好評ではない様子? 私はダンス時の3DCG大好きなのですけどね。モデリングとして普通に素晴らしいデザインですし、モーションキャプチャを使っているから動きも非常にリアル志向で可愛いです。モデルは誰がやってるんだろう。本人たちだったら面白いんだけどな。

キャラデザもいいですが、優子は私服が本当に素晴らしいと感じます。
ただ私服のデザインがいいだけではない。
ここでも作劇の上手さが光ります。

優子は凪沙たちに語って聞かせたように、見た目と内面にギャップがあるのですよね。休日はスポーツしてそうだけど、実際は写真と読書が趣味。
服装も、女の子らしいふわふわしたものを着ていますね。毛糸の帽子やピンクボーダーのソックスも可愛いです。

これだけでも「ギャップ萌え」の観点から素晴らしいのですが、私は第6話でさらに感動しました。
握手会は、メンバーがそれぞれ自分でコーデした私服で臨むそうです。スタイリストがつかないとは驚き。実際のAKBの握手会がそうなのかどうかは分かりませんが、それぞれの色がはっきり出るということで、握手会としてもアニメとしても面白いシステムだと思えます。

曰く、優子はスピーディで大振りなダンスが特徴のようですね。
見た目も若干ボーイッシュですし、ファンはそういうところに惚れ込んでいるのでしょう。
そして、優子の握手会での服装。
ブルーのチェック柄のカジュアルシャツ(ボタン閉め)に、ライトベージュのショートパンツ。爽やかさ重視のボーイッシュなコーデですね。オレンジなどの暖色で固めている普段の私服とは真逆です。
つまり、優子は自分のギャップを意識していて、そしてファンの求める自分を正しく認識しているのでしょう。

こんなところからもアイドル魂がうかがえます。
こういうものを見せられてしまっては、単に私服が可愛い以上のものを私は感じ取ってしまうわけです。


まとめ:優子はカッコ可愛い

アニメキャラクターがカッコいい、可愛い理由は千変万化ですが、優子の場合はそれがほとんど作劇が理由となっています。物語の流れ、キャラの配置、キャラ同士の絡み……そこから人物像が積み上げられていく。かなり稀有なパターンなんじゃないかと思います。

幼い少女たちの視点でダイナミックなライブを描き、そして王道の救出劇を見せることで貫録を与え、その存在感を高いところまで持っていく。
そしてそのあと、等身大の目線まで近付けていく。
存在感を失わせることなく雲の上から身近な存在へとシフトさせる。

なかなかできないことです。
可愛いのはどのメンバーにも言えることですが(ゆかりん効果でまゆゆがすげぇ可愛いです)、優子は特にフィーチャーされていることもあり、さらにカッコいいという形容表現がプラスされます。
前の方で挙げたウィンクなど、その典型ですね。やってるポーズなどはすこぶる可愛いのだけど、襲撃の中で寄り道までしてのファンサービスがとてつもなくカッコいい。合わせて、カッコ可愛い。

そんな優子に、私はメロメロです。思わずヘビーローテーションを踊り出してしまいそうです。いや、振り付けまったく分かりませんけど。

第6話ではたかみながたくさん出た、という風に今後は各襲名メンバーにもスポットライトが当てられることになるのでしょうが、「あっちゃんを超えるセンターノヴァになる!」と豪語する優子は唯一具体的な目標が見えている襲名メンバーです。今後も主に凪沙や智恵理と絡みながら、安定した出番を期待できるでしょう。私は胸がたかみなって……おっと、高鳴って仕方がありません。

ところで、現実の大島優子は見事総選挙で1位になりましたね。見るつもりはなかったですが、最後の方はたまたま見る機会になって見てました。あっちゃんの姿を見て感極まってしまう大島優子には心打たれました。選挙自体は若干出来レース的な感じがしますが、アイドルたちは本当に頑張っているんだなぁなんて思います。大島優子さんおめでとうございます。

本当に優子はカッコ可愛い。
このほとばしる想いをどうにか伝えたくて、記事を執筆しました。
ここまで読んでくれた方、長々とこの神酒原の煩悩に付き合ってくれてありがとうございます。