アニメ感想ブログとは何ぞや?
アニメ感想ブログの未来はいずこ?
こんなことが今、話題になっている。

アニメブログが「転機」に来ていることをひしひしと感じる。
そこで今回わたしは、アニメを末永く楽しみ、語り続ける方法を考えたい。

アニメブログに意味をいまいち見出せない人にこそ、この記事は読んで欲しい。
アニメブログ(とくにアニメ感想ブログ)はもっともっと豊穣になれる。
--やがて、アニメブログの黄金の秋を迎えるために--
アニメと深く付き合うつもりならば、ただアニメを漫然と観るだけでは勿体ない。
だから、ただアニメの画面を眺める段階から一歩進んだ視聴スタイルをつくりたい。

「何々ちゃんがかわいかった!」「ここがこうで面白かった!」「このシーンが泣けた!」
それでもいい。そういう感想でもいい。
ただ、そこから一歩ステップアップしたい。
ひとつの方法は、アニメを盲信しないことだ。

わたしのブログを読んでみなさんはこう思われるだろう。
「この書き手はアニメが嫌いなのか?」
ダメ出しが異常に多いからだ。
かなり毒吐くこともあるし。
しかし、ひとえにそれはアニメを盲信していないからだ。

だが、アニメの悪口を吐き捨てるだけではブログに来てもらえないし、
アニメと向き合っているとはいえない。
だからもうちょっと、これからは真面目に記事を書きたい。
いつもわたしは記事を書くたびに微妙にスタイルを軌道修正している。

話が逸れてしまった。
いま、ブログの書き方に限界を感じている方もおられるだろう。
アニメブログに逼塞(ひっそく)感を抱いている人は少なくなかろう。

http://d.hatena.ne.jp/karimikarimi/20120606/1338986541

上記の記事を今朝、拝読させていただいた。
karimikarimiさんはわたしが兼ねてから尊敬を寄せているアニメブロガーである。
彼の今回の記事に象徴的なのだが、アニメブログの過渡期が来ていることを私も実感している。

なのなら、アニメブログを放り出すか?
まさか。
そんなことするわけないじゃないか。
自分のブログを、自分の文章を物足りないと思うならば、方策を考えればいいのだ。
「そこ」から抜け出すためのひとつの方法とは、
すなわち、「アニメを分析する」ということだ。

アニメを分析する。
アニメを読み解く。

意味は似通っているが、
ともかく、いまのままの感想で駄目だと思うのならば、
アニメを考えて観るのだ。
アニプレッションの元メンバーのuhdさんが運営していたブログ名は『アニメを考えるブログ』だった。
アニメを感じる前に、考えるのだ。

もちろん、そこまでアニメと添い遂げる覚悟がないのならば、
現状維持もしくはアニメブログを諦める、でいいだろう。
厳しいことを言うようだが、
アニメブロガーはただアニメを楽しむだけでは、享受するだけではだめなのだ。

アニメブロガーはアニメの「読み手」であるべきだ。
優れた文学は読者の人生を豊かにする。
ただし読者が、正当な「読み」をしていれば・・・・・・。
文学の世界においては、「読み」の方法が重要な問題になってくる。
映画などでもそうだろうが、アニメにおいても「読み」は重要だ。
「読む」とは、ただ文章を読む、書かれたものを目で追うという行為とはもっと違う次元の行為も指す。
映像作品を「読み解く」という言い方をよくする。
藤津亮太さんが「アニメ映画を読む」という企画をされているが、まさにアニメ作品とは、テレビアニメにしてもOVAにしても「読む」ものなのだ。

では、アニメを「読む」とはどういうことなのか?
ただ文字を目で追うだけの行為が文学作品の「読み」とはいえないように、
ただTV画面を漠然と見る(”観る”のではない)行為はアニメ感想には直結しない。
アニメを漠然と享受する行為は感想書きにつながらない。
だからさっきも書いたようにアニメを分析すること。
では、分析の方法とは?
自分なりの方法論を確立している方なら手っ取り早い。
ただ全てのブロガーにそれを要求するのは酷だ。
そこで、一つのやり方として、
「キャラに着目する」という手法をすすめたい。
ただし「何々たん萌え~」ではダメ。
キャラの内面に着目するとか、
キャラ同士の関係を考えるとか。
つまり、アニメキャラの中に深く潜っていく。

http://barthes1980.blog100.fc2.com/blog-entry-10.html
ここで、古い記事になるが、例として、わたしがかつて書いた記事を紹介したい。
自分としても、うまく書けたと思っている。
これは『これはゾンビですか?』の感想記事で、登場人物の「織戸」に焦点を当てた記事である。
キャラとキャラの差異から「織戸」を考察している。
キャラ単体より、キャラとキャラの関係で考えると考察しやすい。
キャラは相対的なものだ。

そして、もうひとつアニメブロガーとして伝えたいのが、
「他の分野をリスペクトしつつ、自分の専門分野を確立する」ということだ。
どういうことか?
つまりは作画論者ならば作画、声優論者ならば声優については負けない! という絶対の自信を持つ。
一つだけでいいから、自分の専門分野を決めよう。
アニプレッションでいえば、おはぎさんは作画マイスター。
神酒原さんは京アニマイスター。
柚木礼さんは演出マスター。
ただ、他の分野を無視しないほうがいい。
競馬の予想家でも、たとえ「自分は血統で予想します」といっている人でも、競馬新聞のすべての項目に目を通す。
アニメの分野はひと通り勉強し、リスペクトを持とう。
いざというときにそれを使えるようにしよう。
引き出しを多く持とう。
そうすれば、アニメ作品を縦横に「読む」ことができるようになる。

ブロガーはアニメ作品の読み手たるべきだ。
ただアニメを楽しむのではなく、自分の言葉で深く考える。
それがアニメのみならず、自らの人生を豊かにするとわたしは考える。