そろそろクリスマスだからそわそわし始めたお兄さんお姉さんもそろそろクリスマスだけど中止しなきゃねとぴりぴりし始めたお兄さんお姉さんもこんばんは。
「もす!」の神酒原です。ぴりぴりする方です。

ところでみなさん、『ちはやふる』見てますか。すごく楽しいですね。イレギュラーな題材で正統派スポコン、めちゃくちゃ燃えます。
そして私は千早が可愛すぎてたまりません。

以下、アニメ第10話までのネタバレを含みます。原作ネタバレはありません。というか私が原作知らないので原作ネタバレしないでね。
千早好きな人もそうでない人も続きをクリック!
 
 
そもそも、萌えってなんでしょう。

話がぶっ飛んですみません。しかし私が千早を好きな理由を並べ立てるには、まずこの話から入るのが一番いいのです。

まぁ萌えってすごく用途の広い言葉ですし、人によっても意味の捉え方が違うでしょうから、一つの定義を導き出すのは難しい問題です。
そこで、私の萌え観について少し書いてみようと思います。

私は以前、萌えってどういう感情なんだろう、と真面目に考えた事があります。なかなか答えが出なかったのですが、ふと重大な事に気が付きました。
萌えってどういう感情なんだろう。……そう、私は萌えを「感情」の一つだと無意識に考えていたのです。
「可愛い」は感情ではなく、ステータスです。しかし、萌えと可愛いは違う。しかし似たようなものである。そうなると、萌えとは可愛いの感情版の言葉なのでは? と私は思い至りました。

つまり、萌えとは「恋」なんじゃないかと。

もちろん、実際の恋とは性質がまったく違うものです。しかしこの結論に至った時、私はものすごく納得してしまいました。私がアニメのキャラクターを見て萌えを感じている時、恋をしているような気持になっているのではないかと。
この結論が出てからというものの、私は萌えを感じている時、ガチで恋している錯覚に襲われてヤバいです。そう、錯覚です。錯覚に違いありません。何故なら私は、次のクールに移るごとに違うキャラへと萌え感情のターゲットを変えているからです。萌えが本当の恋なら私は三ヶ月に一回のペースで女を乗り換えている事に。なんという悪い男。

でも、萌えってステキだなと改めて思いました。錯覚だけど、恋のような気持ちになる萌え。素晴らしい文化です。

綾瀬千早に萌えた

私は、1クールに一人、多ければ二人とか三人、とてつもなく夢中になるキャラクターというものが出てきます。そのアニメは最早その子のために見続けるようなものになり、その子中心でものを考えるようになります。『Angel Beats!』でゆりっぺに惚れ込んでしまった時は、ああだこうだとゆりっぺの事ばかり書いたものです。

私は彼女ら(まれに彼ら)に恋をしているのでしょう。
そして千早にも恋をしました。千早可愛すぎます。

小学生時代

アニメの序盤は小学生時代が描かれました。
ショートカットで男子とよくつるんでスカートを履かない男勝りな女の子だった千早。ボーイッシュな女の子が好きな私はそこでもう引き込まれる訳ですが、千早の性格がとてつもなくいい子すぎて心に打撃を食らいました。

当時軽いいじめに遭っていた新。クラスの女子二人が新をからかっている事を自慢げに千早に話した時のセリフ「馬鹿にするためにメモ取っている人と私は話したくないけどな」(←こんな感じ)
純粋すぎて涙が出ました。しかも女子二人がバツの悪そうに「そ、そういう訳じゃないんだけど」と取りつくろうと「あ、そうなの? ごめん」と素直に謝るという。やばいです。私が小学生の時はこんないい子いなかったよ! 4年生の時ずっと私をいじめていた女子が5年生の後半になって突然「4年生の最初の頃ずっとこいつにいじめられてた」とわんわん泣きながら先生に泣きついた訳の分からない女子はいたよ! 時間差ってレベルじゃねぇよ! 何故か給食準備時間に呼び出されて先生に怒られたよ! 「3年生の時に友達をいじめちゃいけませんって教えたよね?」って怒られたよ! 正直いじめた記憶なんてないから戸惑ってたけど頑張って思い出すとそういえば少しからかってたよ! それは悪いと思ったけどそのあと10ヶ月くらい私をいじめておいて何故今泣きつくんだよ! お前のつけた「メガネザル」っていう悪口が定着して私がどれだけ枕を濡らしたか分かってんのかゴルァ!

すみませんでした。
続けます。

当時悪ガキだった太一は新をいじめる先頭でした。しかし千早は新をいじめる太一を見て遠慮なく幻滅!
「太一がそんな事するやつだなんて思わなかったよ!」
お前もハブにするからな、と粋がる太一に「いいよ!」と毅然と立ち向かう千早がかっこよすぎて濡れます。

二人とも雨に濡れたので服を乾かそうと新の家に向かったところがまた好きです。
ずっと無口な新に「メモ取んないからしゃべっていいよ?」という千早がドストレートすぎて可愛い。これは惚れざるを得ない。

その後も可愛い千早が連発すぎて頭が追いつきませんが、記事が長くなりすぎてもアレなのでこの辺で切ります。

無駄美人

私はいわゆる残念美人、作中で言うところの無駄美人が大好きです。大人しくしていれば綺麗なのに、しゃべったり動いたりすると途端に残念になってしまう女性。現実にこういう女性がいると、高校生だとネタキャラとしてクラスでの人気者になったりしますがアニメだと萌えの対象。

小学生編が描かれる直前の千早がチラシを貼るシーンで私はもう千早の魅力にメロメロになりました。スカートの下にジャージを履いてチラシ貼り。女の子がはしたない!と女帝が怒る。えー先生がスカートは駄目だって言ったからー、と千早。何故か椅子に上ったままジャージを脱ごうとする。もちろん周りには男子がうようよ。
私は頭がクラクラになりました。こういうキャラを待っていたねん! アニメでこういうキャラは大抵若づくりのお姉さんかおばさんポジションの人やねん!

髪が伸びてモデルのお姉さん顔負けの美貌をゲットして普通にミニスカ履くようになっても男みたいな性格は変わらず、でも変なところで年相応に乙女な感じになっているから、男勝りと乙女らしさが混在して高校生の千早はよく分からない事になっています。
久しぶりに会った太一に大興奮してスキンシップ取りまくるところとか顕著に表れていますね。もともと千早に淡い想いを抱いていた太一くん、その千早が三年経つ間に超絶美人になってしまっているので内心ドキドキですね。彼女さんが逆に可哀想。そういやもう10話だけど彼女さんどこ行ったのかしら。

そんなよく分からないところもまたよいです。スキンシップに遠慮がなさすぎるので見ていて結構ドキドキしますし、太一そこ代われぇぇぇぇぇぇとか新そこ代われぇぇぇぇぇぇぇとか机くんそこ代われぇぇぇぇぇぇぇとか日常チャメシゴトです。千早は徹底的に無駄美人として描かれているので嘘みたいな美貌が嫌味にならず、そしてその美貌がマジで美しく描かれているものだから奇跡のようなキャラクターです。着物のモデルは本当に天職でしたね。さすがに美しすぎて私は自分の目が正常に機能していないのではと思いました。

よく分からないけどクセになる性格

無駄美人っぷりが目立つけど、千早は行動の一つひとつが面白すぎて見ていて飽きないです。
机くんを部員にスカウトしに行く時にワイロの菓子パンを持って行ったり。机を離さない机くんを机ごと部室まで運んできたり。A級になれた時にあまりの嬉しさに太一に抱きついてみたり。ガチで原田先生に恋して(いると錯覚して)いたり。体力使い果たすと所・タイミング構わず寝てしまったり。白目だったり。遠慮なく太一の部屋に入ろうとして太一に怒られてみたり。心が再び通ったはずなのに何故か返信してくれない新にメールを送り続けていたり。「びっくりするほど返事来ない!」って何故かキラキラしながら言ってみたり。

やばい。書いてるうちにあらゆるシーンを思い出してキュンキュンしてきました。

太一と新

キャラクターを描く時、そのキャラクターだけじゃなくて周りを固めるキャラクターも大事です。
その点千早はものすごく恵まれていて、両脇を固める二人がこれまたステキすぎます。

千早が所構わずあちこちではしゃぎ回るおてんばなお姫様だとしたら、太一と新は姫を守るナイト。特に、現時点でカルタ部で千早の隣にいる太一のナイトっぷりは本当に胸がキュンキュンします。とにかく突っ走りたがる千早を時にたしなめ、時に背中を押す。千早はたぶん、太一が自分のためにやってくれている事、どれだけ自分の事を考えてくれているかほとんど気付いていませんね。そこがまたハートをくすぐります。部屋に入ろうとした千早を「男の部屋に簡単に入るもんじゃない」とたしなめるシーン、新のメールに思わず対抗意識みたいなものを燃やして千早の手からケーキを食ったシーン、袴姿を撮られた時に「撮らないで」と千早を守るシーンなどはキュンがムネムネしてどうにかなりそうでした。まるで少女漫画を読んでいるかのようです。あ、少女漫画だった。

10話ではさらに重要なセリフも。太一と新は、無意識に千早を二人のものだと思っている。千早があまりにも想われすぎていてたまりません。その辺の恋愛感情より遥かに胸が高鳴ります。
新の方も、改めて千早と太一の事を認めてからは「会いたかった!」と告白。4話以降新の再登場がないですが、再登場が本当に楽しみすぎます。心を閉ざしていた時だからただの嫌味だけど、「真島は卑怯な奴やもんな」となかなか言うようになっているので、どんな性格になっているかも楽しみです。

まとめ……られない

とんでもなくgdgdな文章になってしまいましたが、このgdgd感も含め、私がどれだけ千早に夢中になっているかは分かっていただけたかと思います。

ちなみに、私が千早を好きだから、じゃあ次にどうこう……ってのはありません。この記事は私がどれだけ千早が好きかをただ書くだけの記事でした。特に主張も何もありません。読んでくれた人お疲れ様です。ありがとうございました。