もっと最高の夢を

困った。記事を書くと宣言したもののネタの選定に迷う。
ただこのところ真面目な記事ばかり書いてきたので、今回はその対極を行こうと思う。

今回のテーマは「【多量見】の限界に挑む」である。
【多量見】とは放送されているアニメを片っ端から観る視聴スタイルのことだ。
深夜アニメを全部見るのは多量見とは言わない。
私が考える本当のアニメ玄人とは、【名探偵コナン】を語れるひとのことだ。
本当のアニメ見巧者はコナンに手が届くのだ。
多量見とは偏見を持たずできるだけ日本で放送されているアニメを観ることだ。

多量見が行き着くとどんな境地に達するのか!?
ここではヘビーユーザーの定義として「週100番組視聴」を掲げたい。
本当に週100本もアニメを観ることは可能なのか?
決して不可能ではないと断定する。
100観て、30~40は忘れてもいい。
ただ、残りの6~7割を身につけたい。

スタッフ名を最低100人覚えなければアニメへの理解が浅くなるように、週100番組観るという気概を持たなければ本当にアニメは身につかないのではないだろうか。

実現可能かは別として。
少なくとも日本では週70本~80本の新作アニメが放映されている。
だが、新作だけでは週100本には届かない。
再放送やスカイパーフェクTVを駆使する必要がある。
ちなみに、わたしはAT-Xに加入している。
これが命綱だ。

週100本を単純に7で割ってみよう。
14あまり2。
1日15番組見れば、15×7=105!!
ただ、これは各自の生活スタイルを一切考慮していない。

「均等型」と「休日重点型」のふたつの可能性を考えてみる。
なぜなら、平日は仕事や学校で時間がとれない人が多いからだ。
平日が忙しい人がアニメを観るには、土日で数を稼ぐ必要がある。
平日の録画アニメを土日で観るのだ。

「均等型」に属する自分基準で話を進めるまえに、「休日重点型」の話をしたい。
平日にアニメ見にあまり時間を割けない人は、土日に60~70番組を消化できないとノルマ達成は厳しい。
土曜は【カードファイト! ヴァンガード】をリアルタイムで観ることからはじめ、途中録画見を挟み一日中アニメを観る。
日曜も同様に【デジモンクロスウォーズ】のリアルタイム視聴を起点として睡眠に支障がない範囲でアニメをぶっ通しで観る。
正直忍耐力が必須だ。
しかも平日にもアニメを1日3~4時間は見ないとならないのだ。
余暇のほとんどをアニメに割く覚悟があるか!?

わたしはルンペン大学生で腐るほど時間があるので、平日もそれなりにアニメは見ている。
「均等型」だと一日15番組だから、7~8時間をアニメに割けるかどうかだ。
以前の記事に詳しいが、昼の12時に起き、家事・読書・メールチェックほかもろもろの作業をすませ夕方、テレビの前に待機する。
18時のテレ東のジャンプアニメ(水曜と金曜のぞく)から深夜3時までアニメを見続ければ9時間。
食事・入浴の1時間を抜いても8時間。
絶対に飽きなければ平日8時間視聴は可能だ。

休日は無理に早朝に起きる必要はない。平日の貯金があるからだ。
夕方のアニメが始まるまでに朝の児童アニメの録画を観るのだ。
こうすれば土・日に再放送を6番組消化する程度で「週100番組視聴」は達成される。
もちろんこれは机上の計算だ。

ここまで書いて気づいた。
いつ外出するんだろう?
どうやらアニメ玄人とは究極のインドア派のようだ。

週100番組マラソンはあなたの健康を著しくそこねるおそれがある。
体調とメンタルの管理が必要だ。
私的には「均等型」のほうが100番組に手が届きやすいと思う。
つまり、時間があまりある若い人向け。
まるで、若い頃に文学を濫読するかのようにアニメを見まくる・・・!
時間をドブに捨てる行為だという人もいうだろう。
だが、わたしはアニメを観ることは「呼吸」に近いのではないか? と考えている。
手塚治虫の「まんが空気論」はアニメにも援用できる。
アニメは空気みたいなもの。なくなったら困る。

もちろん、文学や映画や音楽の価値を貶めるつもりは毛頭ないのだ。
ただ、最近は、古典は1年に3,4作品読めれば十分ではないか? と思っている。
自己の風景を変えるためには、作品と数ヶ月格闘することが必要だ。
結果、1年に3,4冊しか読めなくても、30年続ければ100冊になる。
内容のある書物を100冊読むとはすごいことだ。
そして、人生で読むことのできる本には限りがあるということを知る必要がある。
観ることのできる映画も、聞くことのできる音楽も。
アニメや漫画も。
つまり、勝負は作品選択から始まっているのだ。

現行のアニメはより好みする必要はないが、過去のアニメに対する観る/観ないの態度表明は必要だ。
ひとつ指摘するならば、「突き抜けた面白さ」のあるアニメを嗅ぎとる嗅覚。
それを大量のリアルタイム視聴で養うのだ。

私の父は大学時代、卒論の担当教官に「朝から晩まで研究室で資料とにらめっこしろ」と言われたという。
ずっと見つめていなければ、見えてこないものもある。
アニメはぼーっと見ればいいが、釣りと同じで、釣り糸を垂らし続ける。
そしていつか「これは!」という瞬間を捉える。
たとえば「物語の骨」を見つけるのだ。

いまは「物語の骨」を構成するのはなにかということについて興味がある。
【デジモンアドベンチャー】【カレイドスター】【true tears】【鋼の錬金術師】【灰羽連盟】【カウボーイビバップ】【機動戦士ガンダム】。。。
すぐれた作品には「物語の骨」がある。
そんな奇跡的瞬間を目撃するために、わたしは今日もテレビの前に座り続ける。



<9月7日、深夜24時10分
本日4回目の【タクティカルロア】を観ながら>