夏コミに参加するお兄さんお姉さんも夏コミに参加しないお兄さんお姉さんもこんばんは。
「もす!」の神酒原です。
こちらではかなーりだいぶご無沙汰でした。最近の記事が去年の12月12日という。幽霊部員ですみません。

さて、今回の記事は「こんなアニメが制作されたらいいな!」という思いから、アニメ化を勝手に妄想してみよう、というネタ記事でございます。
私はライトノベルを多く読むので、ライトノベルから挙げていく事になるでしょう。「シリーズ」と書いたからにはシリーズ化します。本当は自分のブログでやろうかと思っていたのですが、ここでやった方が面白いと思いましてね。

今回の題材は『ブギーポップシリーズ』
電撃文庫から出版されている、上遠野浩平の人気シリーズです。
『ブギーポップ』のストーリーの核心に関するネタバレは一切ありませんが、概要紹介のために簡単なネタバレはあります。

それでは、続きをクリック!

 
 
まずは『ブギーポップ』について簡単に説明しましょう。
1998年に電撃文庫から第一作『ブギーポップは笑わない』が発売され、現在も刊行が続いている長期シリーズです。既刊17巻。
かつては電撃文庫を代表するシリーズであり、累計発行部数はトップレベルでした。今はその座を、上遠野浩平のフォロワーの一人である鎌池和馬著『とある魔術の禁書目録』に譲っていますが、今でも根強いファンは多いです。
作者の上遠野浩平は、その著作全てが『ブギーポップシリーズ』と何らかのリンクがある事で知られており、『ブギーポップ』の外伝作品もいくつかあります。

作品の特徴としては、ほぼ全ての巻がその巻でストーリーが完結する形を取っており(長くても上下巻構成)、登場人物や主人公も毎回ほとんど変わります。そのためナンバリングがついていません(『ブギーポップ・イン・ザ・ミラー パンドラ』『夜明けのブギーポップ』など)。
実は一度、2000年にアニメ化されており(同時に実写映画化も)、その際は原作の後日談がアニメオリジナルで描かれました。残念ながら私は視聴していません。



さて、概要を説明したところで早速妄想していこうと思います。

2000年にアニメ化された時は後日談が作られたそうですが、そうなった理由としては「原作がアニメに向かない構成だったから」だそうです。確かにほとんどの話が一巻で完結してしまい、次の巻にいくと登場人物がごっそり入れ替わる(共通の登場人物もいます)ため、テレビアニメを作るとなると勝手が難しいでしょう。どちらかというとOVA向きと言えそうです。
しかし、オリジナルストーリーを考えなくても、しっかりテレビアニメの構想を練る事は出来ます。

ズバリ言いますと、第2巻・3巻の『ブギーポップ・リターンズ VSイマジネーター PART1/PART2』、第8巻『ブギーポップ・カウントダウン エンブリオ浸蝕』、第9巻『ブギーポップ・ウィキッド エンブリオ炎生』の計4巻をアニメ化すると面白いと思います。
いきなり2巻からですが、先に述べた通りそれぞれの話が独立しているためそれほど問題ではなく、また1巻『ブギーポップは笑わない』はどちらかというとキャラ紹介的なイメージが強いため、大事な描写はアニメの再構成で組み込む事が出来ます。

何故この4つを選んだのかというと、一つはそれぞれが上下巻構成で、シリーズの中ではストーリーが長いからです。
話数を稼げるため、あまりブツ切りにならないで済みますので、テレビアニメとして十分使える構成になるでしょう。
一つは、この二つのお話(それぞれ『リターンズ』『エンブリオ』と略称します)に共通の登場人物がいるからです。名前を谷口正樹と言いますが、『リターンズ』では主人公を務め、『エンブリオ』では主人公ではないですが重要な役割を担います。『リターンズ』でヒロインを務める織機綺も『エンブリオ』で登場するので、都合がよいです。共通の登場人物がいると、やはりブツ切り感が緩和されるので、視聴者に悪い印象を与えないでしょう。
一つは、『エンブリオ』の主人公:高代亨とその敵:フォルテッシモ、そして登場人物の一人:パールが、今後のストーリーにおいても重要な役割を果たすからです。有り体に言えば、続編が作りやすくなります。また、フォルテッシモはシリーズ中でも最強を誇るキャラクターですので、非常にアニメ映えします。『とある魔術の禁書目録』に登場するアクセラレータは、このフォルテッシモを参考にして考案された可能性があります。

この4つを構成するとなると、1クールが丁度いいでしょうね。アニメに合わない場面を省いていくと、1巻あたり3話でいい具合になるでしょう。少々駆け足気味かもですが、例えば2クールにして1巻あたり6話にすると、さすがに冗長になってしまいます。代替案としては、『夜明けのブギーポップ』の一部を組み込んで2クールにする、というものがいけそうです。『夜明け』はシリーズのキーキャラクターであるブギーポップの出生が語られるので、『リターンズ』と『エンブリオ』の間の尺稼ぎに使えます。

逆に1巻『笑わない』に関しては、これはアニメ化してはいけないでしょう。ただでさえブツ切りになるのに、『笑わない』の登場人物は半分くらいが今後登場せず(今後登場するキャラも重要度は高くない者が多い)、しかも1巻の間に6人の視点が混ざり合うため非常に分かりにくいです。

制作会社は、2000年に制作を担当したマッドハウスか、シャフト、またはラノベアニメの権威J.C.STAFFが良さそうです。
『ブギーポップ』は戦闘シーンも大事な見せ場の一つですので、マッドハウスの華麗な戦闘作画が期待出来ます。是非ともハガレンクオリティでお願いします。
シャフトがいいと思った理由は、『ブギーポップ』には象徴的な舞台が多く用意されているからです。特に『エンブリオ』の終盤ではまるで遊園地のアトラクションのような建造物(しかし危険がいっぱい)で戦闘が行われるため、抽象的な背景を多用するシャフトの演出にピッタリだと思います。『化物語』の背景を想像していただければ、あれが『ブギーポップ』にも合うと思っていただければよいです。
J.Cに関しては、単なる思いつきに近いですが、やはりラノベアニメをたくさん手掛け、ヒットもたくさん出しているので、信頼がおけます。また、2000年のアニメで監督を務めた渡部監督は、現在はJ.Cを活動の拠点にしています。

監督は、渡部さんは逆によくないかも知れません。一度オリジナル展開でアニメを作っているので、どうしてもそれに引っ張られるでしょう。
『禁書目録』で監督を務めた錦織博さんがいいと思います。彼なら『ブギーポップ』の世界観を見事に描き出してくれると思っています。シリーズ構成は水上清資さんがいいです。水上さんはマッドハウスでもJ.Cでも活動しています。
シャフトが作るなら、どうしても監督は新房さんになってしまいますか。シリーズディレクターも宮本さんか龍輪さんになるのかな。



まだ刊行が続いているとはいえ、やはり作品構造的にアニメ化が難しく、また古い印象がある事から宣伝効果も期待出来なく、アニメ化は難しいでしょうね。
それでも一度やってしまえば、『禁書目録』がヒットする時代ですから雰囲気は今のアニメ界にも合うでしょうし、設定やストーリーの面白さはピカイチです。ディテールをしっかり活かした戦闘シーンが非常に素晴らしいので、上手くアニメに落とし込めたら画面が華やぎます。是非とも再アニメ化を期待したいです。

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頒布価格は500円、参加される方は是非手に取ってみて下さい。面白いです。

また、本記事でも挙げた『ブギーポップ』の2000年にアニメ化されたタイトル『ブギーポップ ファントム』についての記事(執筆者:karimikarimiさん)も掲載されています。

詳しくは以下の画像からリンク先へ↓

anipurebananee