こんにちは、おはぎです。

今期のアニメも1クール作品ではいよいよ佳境を迎える作品も出てきました。
ますます多くのアニメから目を離せない展開ですね。

さて、今週のTVアニメでは二つの「本能寺の変」が描かれました。その二つとは、

①歴史的茶人、古田織部の生涯を歴史の新解釈をもって描く「へうげもの」 
②歴史女体化パチンコアニメ「戦国乙女」

 今週、奇しくもこの二つの作品の同じ話数(10話)「本能寺の変」が描かれました。
これも歴史の偶然なのでしょうか。 
ちなみに「本能寺の変」は旧暦の6月2日(現在だと7月1日)に起こりました。
旧暦とはいえ、6月に「本能寺の変」を物語展開にもってくる二作品は流石です。



さぁ「へうげもの」「戦国乙女」の10話における
二つの本能寺を見比べてみましょう!!


①へうげものの場合


まず「へうげもの」から紹介します。



「へうげもの」の本能寺の変の面白さは、
この謀反の首謀者が明智光秀ではなく羽柴秀吉と千利休である点にあります。
(光秀はむしろ、彼らの手の平で踊らされていた存在です)
そしてその首謀者の秀吉はなんと自ら信長を暗殺を行いに本能寺へ向かい
見事に信長を真っ二つ!!暗殺は成功したかにみえました。



しかし胴体を真っ二つに斬られても、なんとか胴体を右手で抑える信長様。
この気魄たるやまさに「天下人」の器です!!
この胴体が真っ二つに斬られても、胴体を維持する展開を思いついた
作者の山田芳裕さんは小躍りをしたのではないかと思います。



胴体を斬られても死なないどころか、胴体をくっつけようとする信長に
さすがの秀吉も唖然というか恐怖!さらに信長は秀吉の為に茶を煎じます。
(この茶は信長が自らの血を煎じて飲ませるところが凄い)



「愛」

へうげもの屈指の名シーンです。
胴体を斬られながら、己を殺した相手に「愛」という信長様。
この展開と一連のシーンを見ると、これほどインパクトのある
「本能寺の変」を描けた人は中々いないのではないでしょうか。
そんな信長様は、秀吉と「ギブアンドテイク」の関係を
築きたかったようですが、その夢はかなわずでした…。



一方、史実通り謀反を起こす明智光秀さん、蚊帳の外に置かれていますね。
今後の光秀さんの運命はどうなるのでしょうか?


②戦国乙女の場合

戦国乙女の場合は史実通りにノブナガを焼打ちにしようとするミツヒデ。
しかしヒデヨシに説得されて、火の中へノブナガを助けようとします。
そして、燃え盛る火を見て「自分の心にあった嫉妬の炎の存在」に気づき
やっとノブナガへの忠誠、本当の想いを知る事になります。



ミツヒデのノブナガへの愛を取り戻した姿に心を打たれます!!



そんなミツヒデは炎の中で気を失います。気を失ったミツヒデを連れて
ノブナガは本能寺を脱出しますが、ミツヒデは気を失ったまま。
そしてノブナガは息をしていないミツヒデを救おうと、人工呼吸を行います。
ノブナガに何度もキスをされ、やっとミツヒデは目覚めます。
計12回もキスができたミツヒデは果報者です。



もっとキスをしてほしい事を隠さないミツヒデ。可愛いです。



自然とノブナガとも和解したミツヒデはヒデヨシとも仲直りします。
「へうげもの」と違うのは誰も死ななかった所ですね。
史実では信長と光秀の仲違いが決定化した出来事ですが、
戦国乙女ではノブナガもヒデヨシもミツヒデも仲直りした展開になりました。

③まとめ

「へうげもの」では信長・秀吉・光秀の3者の仲が決定的に決裂したのに対し
「戦国乙女」でノブナガ・ヒデヨシ・ミツヒデの3者の関係が和解に向かいました。
どちらも同じ本能寺を扱ったのに、結果は対照的になりました。

でも、両方に共通しているのは、
どちらの作品も「本能寺の変」を面白く解釈して物語展開を積み上げている点ですね。
どちらとも史実の解釈とはかなり違いますが、どちらも面白いです。

何より、同じ週に全く「歴史的」である事を除けば、全く関係が無い両作品が
今週に同じ「本能寺の変イベント」を行ったのが面白いですね。

偶然なのか?
必然なのか?

大事なのは、偶然とか必然を考えるのではなく、
同じ週に同じ題材を扱ったキセキなのでしょうね。