はじめに

こんにちは。おはぎです。

 さて私はアニメのOPが大好きです。
 そしてアニメのOPで欠かせないのがテロップです。

フォントがカッコイイ、テロップ。
サイズや色彩含めて、画面とマッチしたテロップ。
そしてテロップを出すタイミングが気持ち良い作品と出会うと
血が逆流するぐらいに、テンションが高くなります。

こうしたテロップ一つをとってもアニメのクオリティが推し量れると思います。
そして2000年代から、テロップをより効果的に使おうと
テロップの表現が著しく上がっていると思います。
これは作り手がテロップも含めて、作品であるという事を現しているように見えます。
こうした傾向は新世紀エヴァンゲリオンのOPが先駆けだと思います。
そしてここ数年間で起こっているともいえる作品作りの自由性と関係しているのかもしれません。

 そこで今回は個人的にテロップが好きなアニメOPを紹介したいと思います。
 

①日常(2011年)




角川×京アニ作品のテロップは正当なフォントとを使用しています。
京アニはフォントで遊びませんが、映像の切り替わりと共に
テロップを出すタイミングは気持ちが良いと思います。


②放浪息子(2011年)



作品の淡いタッチに合わせた可愛らしいフォントとカラーですね。
このフォントの可愛らしさが放浪息子のテーマを表現しているというのは言い過ぎでしょうか。
絵コンテはあおきえいさん。


③ 喰霊‐零‐(2008年)




チェックボックスみたいな記号が入っているのが注目点です。
このチェックボックスみたいなのが一つ入るだけで、画面がとても印象的に映ります!
なお、放浪息子・喰霊ともにあおきえいさんが監督。
OP絵コンテ担当でもある、あおきさんは作りがテロップにまで行き渡っている事がわかると思います。


④天体戦士サンレッド(2008年)




とても大きいフォントを使用していますね。
またこのOPはテロップを出す時に画面が静止するのも面白いです。
同じ岸誠二監督の「瀬戸の花嫁」もぶっとい書道みたいなフォントを使用しています。
一方で「Angel Beats!」はフォントが小さかったりしますが、
岸監督はOPのテロップの出し方に気を使われている方だという印象です。


⑤ 新世紀エヴァンゲリオン(1995年)



フォントとアニメのOPの掛け合わせでイメージされるものといえばエヴァでしょう。
市川昆由来の極太明朝体をアニメで取り入れる事で、
「テロップ(字)も絵である」事を徹底的に伝えています。
庵野監督の「字」をヴィジュアル化するセンスはおそらく日本のアニメ界の中でも屈指です。


⑥ おじゃ魔女どれみ(1999年)



特にフォント的にも注目点は無さそうですが、
この無印どれみのOPはテロップの出すタイミングがうますぎます。
OP曲のサビの部分で「キャラクターコンセプトデザイン 馬越嘉彦」って
出るタイミングが気持ち良すぎます!
馬越さんの凄さを知ってると、ここでテロップを出す意味がよくわかります。
この感覚がわかってくれる人がいると嬉しい!!


⑦ 少女革命ウテナ(1997年)



アニメでのテロップ表現がまだ進んでいなかった90年代半ば。
「少女革命ウテナ」のテロップのフォントは個人的には独特で印象的でした。
このちょっと違ったテロップが、この作品を独特の地位にいさせるささやかな要因の一つだと思ってます。
このフォントは同じJCSTAFF作品である
「魔術師オーフェン」「宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」でも使用されています。


⑧ かみちゅ(2005年)



2000年代のアニメOPのテロップ表現で面白いといえば「かみちゅ」。
テロップを画面にし取り込んでしまおうという大胆な発想です。
この手書きの温かみのあるフォントが画面を一層盛り上げます。
こうしたテロップを画面に手法は、「のらみみ」等の他のアニメに伝播していきましたね。
かみちゅは「神アニメ」ですが、OPもこれまたテロップ表現を含めて素晴らしいです。
絵コンテは石浜真史さん。

⑨ 機動戦士Zガンダム(1985年)




富野由悠季というテロップを見ると興奮してしまいますね(笑)。
個人的には日本サンライズ時代のこのフォントに
思い入れを感じているので、紹介しました。
こうしたシンプルなフォントもとても好きです。
絵コンテは今川泰宏さん。

まとめ

いかがだったでしょうか。
アニメのOPをテロップに注目してみると、
時代や作品、制作会社、テレビ局などの意図が見えてきておもしろいのです。

例えば、とても素晴らしかった「それでも街は回っている」のOP。
制作段階ではスタッフのテロップが「かみちゅ」のような書き文字だったようですが、
TV局からNGを出され、テロップ表記にしたようです。
DVDなどでは書き文字バージョンに戻し、TV版より完成度が高いOPになっています。

たかがテロップ。されどテロップ。
テロップのフォントやタイミング注目してみると、面白い発見があるのかもしれません。


追記

⑩ ROD THE TV



これを忘れていた・・・。
かみちゅよりこっちの方が書き文字OPの先駆けでした。
絵コンテは福田道夫さんと松竹徳幸さん。
石浜真史さんのOP作りはこのOPに影響を受けているのでしょうね。
おそらく、ROD→かみちゅ→NHKにようこそ→Aちゃんねる
というOPの繋がりがあるように思われます。
 

さらに追記

⑪ Aチャンネル



という事で、AチャンネルのOPがこの記事と親和性の高い内容だったので追記です。
まぁかみちゅ・ROD合わせて、石浜真史さんが手掛けたOPが多くなっています。




OP曲の歌手・作詞・作曲・編曲の紹介に合わせて、
画面をCDのジャケット+CDにしてるのってすんごくカッコイイですね!!
まさに音楽の紹介って感じです!!