アニプレッションでは神酒原の記事を楽しみにしているのになかなか記事が投稿されなくて寂しい、と感じている聖人か聖女のようなお兄さんお姉さん、こんばんは。
最近ナルシストに目覚めた「もす!」の神酒原です。

……もちろん嘘ですよw
でもナルシストネタはやってると面白いんです。滑るとめちゃくちゃイタイのがなんとも諸刃の剣ですが。
という訳で滑っていないかどうかガクガクブルブルしながら記事を投稿したいと思います。
というかまだ2記事しか投稿していなかったのか、と割と戦慄している。もっと書くつもりだったんだけどな……

今回は俺が専門としている「英語」にちょっと絡めて、アニメの楽しみ方を紹介してみたいと思います。
別に英語が出来なくても記事は読めるので大丈夫です。だって日本語で書くからw
こんな記事ばかりしか思いつかない……実はこの二週間くらい、ネタ記事を書こう書こうとして一生懸命ネタひねってたんですがヨークさんには勝てません。
山田に戦争仕掛けるより真面目に記事書く方が得だと判断しました。

前置き長くなりましたが、それでは続きへGo!
 
 
英語学習者であれば、タイトルの「主節」「従属節」の事が何なのか分かるでしょうが、分からない人がいたら話が進まないのでまずは単語の意味から。

英語に限らず言語には単位があって、形態論なんてメンドクサイものを持ち出さない限り小さい順に、
単語
文節(句)


文章
となっています。これは日本語準拠で、英語だと少し変わるけどまぁ大体は同じです。

といっても日本語において「節」という単位はあまり使われないのですがw
英語では、この「節」という単位が日本語より大事になってきます。

簡単な英文を用意しましょう。
I took my umbrella because it was rainy.(雨が降ったので、傘を持っていきました。)

これは単位でいうところの文(sentence)ですが、umbrellaとbecauseの間で区切って、前の部分と後ろの部分をそれぞれ節(clause)といいます。
この文は1文ですが、2節という事になりますね。

この文においては、I took my umbrellaが主節となり、because it was rainyが従属節となります。

この文において主張したい部分は「雨が降った」ではなく「傘を持っていった」の部分ですよね。だからこのように、主節・従属節という風に分ける事が出来ます。
日本語ではあまり使われない概念ですね。
英語の教科書や参考書などを見ると、この主節・従属節が逆に扱われて意味がズレている場合がときどきあるので、学習する際には気をつけましょう。so~that~構文とかマジで気をつけて。



さて、この話がどう創作観賞に反映されるのか、ですが……

俺はもう二年以上アニメ感想ブログをやっていますけど、わりと最近気付いた事があります。
それは何かというと、ほとんど全てと言っていいアニメブログにおいて、ネガティブ意見が主節になっているんです。

大抵の人は大抵のアニメにおいて、ポジティブ意見とネガティブ意見を持っていると思います。俺もそうです。
アニメ感想ブログでは、大なり小なり、このどちらかの意見、もしくは両方を書く事になります。

どちらかの事を言っている時はいいんですが、ポジティブとネガティブ両方を同時に言及する際、ほとんどの場合ネガティブ意見が主節になり、ポジティブ意見が従属節になっているんです。

例えばあるアニメにおいて、キャラクターはとても可愛かったが、ストーリーに難があった場合。

キャラクターは可愛かったのに、ストーリーが駄目だったなぁ

ほとんどのブロガーはこう書きます。
ここでは「ストーリーが」の部分が主節になっていますよね。つまり、主張したい部分になっています。

まさか意識してこう書いている人はいないでしょうが、無意識でこう書いた場合、自分の中でもネガティブ意見が主な部分として残ってしまうんです。

ブログを書く理由は様々ですが、それが目的にしろそうじゃないにしろ、文に感想を書き起こす事によって自分の考えを確固たるものにする、という側面は必ずあります。
↑のように書くと、ネガティブな意見として確固たるものにしてしまいます。

ですが、同じ感想を持った場合でも、こう書くとどうでしょう。

ストーリーには難があったけど、キャラクターはとても可愛かった。

なんという事でしょう(ビフォーアフター風)、まったく同じ事を言っているはずが、主節と従属節を入れ替えるだけでこんなにもニュアンスが変わってしまいました。

この場合主節は「キャラクターは」の部分、つまりここが主張したいところになります。
こうすれば自分の意識下・無意識下でもポジティブ意見の方が優先され、より記憶に残ります。

もちろん、例えばポジティブな意見・ネガティブな意見の割合が3:7などだった場合、主張したい部分はネガティブな意見ですから、ネガティブ意見を主節にしても良いでしょう。

でも、この割合が7:3である場合でも、ブロガーはネガティブ意見を主節にして感想を書いているような気が、俺にはしています。むろん無意識下でしょうし、そもそも俺の気のせいという事もあり得ますが。

何もこれは感想ブログに限る話ではなくて、そしてアニメに限る話でもなくて、あらゆる創作を観賞する際、それらを楽しむ有効な方法となるでしょう。
実際俺はこれを意識して常にアニメを見ていますから、大抵のアニメは楽しいです。粗や難があったとして、それすら受け入れられる余裕も生まれます。

それでは、ここで筆を置きたいと思います。
上手いオチの言葉が思いつかへん……