ついに最終回を迎えたAngel Beats!。皆さんは御覧なりましたか。個人的にはあの世界の今後どうなるのかが気になります。時間が経てば、また人がやってきそうですし。そして人が集まれば出会いがあり、その中で愛を目覚めたりする人が現れたりするのでしょうか。こうした設定的な部分での解釈や補完は話し合うと楽しいものです。

さて、みなさんはAngel Beats!にどんな感想を抱いたでしょうか。私自身は「麻枝准だったな」という一言に尽きます。彼の趣向が発揮されてたと思います。そして作品には特に肯定も否定でも無いです。ちなみに天使は良かったです。この可愛さで視聴を継続できたのかもしれません。

それでは、今回の記事は最終話の感想を色々見た中での自分の雑感を述べさせて頂きます。

色々な感想記事を拝見させて頂きました。
全体的な印象としては、作品に関しての総論の所で肯定・否定・賛成・反対が激しい事です。はっきり分かれています。正直、始まる前はここまで大きく話題になるとは思ってませんでした。ただ、こうした作品に対しての意見のやり取りは、10年前の麻枝准が参加していたkanonやAirに対して賛否の意見が激しく交わされていた当時を思い出しました。


正直なところ、作品に対する賛成も反対も肯定も否定もあくまで私個人にとっては一番重要な部分ではありませんでした。重要なのは立場は何であれ、価値のある意見を発信できる事。自分の考えとは違っていても、意見を受け入れ応札できる事だと思ってましたので。ただ私がそれを出来ていたかは、多分できていないのでしょうが。

そして各感想を見ていく中で浮き彫りになっていったのが、各感想の記事が作品のどこに注目し、どこを重要視していたのかでした。作品の設定についての解釈・考察、キャラクターの感情の整合性、映像演出、音楽、天使ちゃんマジ天使等々色々あります。それらの視点から、意見が述べられていくわけです。Angel Beats!はその視点に対してからの作品の肯定・否定意見がはっきりしていたので、その各人の見方が明確化されていたのが印象的でした。


そう、Angel Baets!は我々の視聴態度・スタンスを浮き彫りにさせる反射鏡のような作品だったという事です。まぁどんな作品でも視聴すれば大なり小なりそうなのでしょうが、Angel Beatsはそれが本当に明確になるのが、如実に感じられました。正直、これを感じた時ちょっと怖いなと感じました。つまりAngel Beats!を視聴しているのは我々だけど、逆にAngel Beats!に見透かされているのではと、いう事です。作品の視聴の元、我々のスタンスが白日に晒されるのですから。

正直、こうした事を思っているのは私だけかもしれません。しかし感想・考察というのも自己表現であり、自己表現は我々の一部でもあります。そう考えると自分が晒されると思い、特に本作はこの傾向がハッキリでるのではと思いました。