こんにちは、おはぎです。

今週は4月に放映開始の1クールアニメが最終回を迎える作品が多いですね。そして7月に入れば、新番組が始まります。来期はストライックウィッチーズ2と戦国BASARAを見ようかなと思ってます。さてみなさまはいかがでしょうか。

また皆さんはどんな基準で新番組の見る見ないを決めていますか。今回の記事では、新番組を見る見ないの基準の一つになるであろう作品に携わるメインスタッフで視聴作品を決める事について述べさせて頂きます。

さて新番組を見る理由としては

① 原作が好きだから 
② 原作を知らなくても事前にHP等を調べてみたら見たくなった
③ 絵を見たら好みだった
④ 制作会社が○○だから
⑤ 1期目が好きだから

他にも色々あるでしょう。新番のストライクウィッチーズと戦国BASARAは⑤に当てはまりますね。

ここで本題です。私の場合、新番組が始まる前、視聴作品を決める時に監督・脚本・キャラクターデザイン・作画監督・絵コンテ・演出・音楽といったメインスタッフの参加具合で見る見ないを決める傾向があります。

例えば「Angel Beats!!」。これは原作・脚本が麻枝准だから。また「ソラノヲト」であれば、 監督神戸守、シリーズ構成・脚本が吉野弘幸だから。「ダンス・インザ・ヴァンパイア・バンド」であればキャラクターデザイン・総作画監督が紺野直幸だから。というように、好きなスタッフがいれば見るという形です。また今期の「迷い猫オーバーラン」は4・5・7・11話を見ました。迷い猫は各話に監督を置く変則的な形でした。4話は大地丙太郎、5話は福田道生、7話は久城りおん、11話は草川啓造が監督でした。つまり彼らの演出に興味があったから見たわけです。

こうしたメインスタッフ目当てで見る人は私以外にもいると思います。例えば目当てになりそうな対象として、新房昭之、山本寛、富野由悠季があげられるでしょうか。しかし、スタッフだけで決めるのはデメリットがあります。

それは必ずしも知ってるスタッフが期待通りの作品を作るかどうかという点です。スタッフで見るという事は、以前そのスタッフが担当した作品が良かったから、その過去の実績を期待して見るのだと思います。しかし、例えばAという監督がBという作品で成功を収めても、次のCという作品で成功を収める保障にはなりません。

過去にRという作品がありました。脚本にも作画にもすごいメインスタッフが集まっていて、気合入れて作ってるはずなのに個人的には期待外れ。それはスタッフに過剰な期待を寄せていた為の反動が生じたからでした。またEという作品がありました。これも好きなキャラクターデザインが参加してましたが内容的に期待外れ。やはりメインスタッフへの期待からの反動でした。こうした事を他作品でも経験した事で、スタッフの名前だけでは判断できない事がわかりました。

だから私は好きなスタッフが参加してても、過度には期待しないようにしてます。実際に作品は視聴してナンボだと思うのです。スタッフリストはあくまで参考程度にしかならないと思います。それでも電脳コイルみたいに、監督磯光雄、キャラクターデザイン本田雄、総作画監督井上俊之なんてビックネームを聞くとやはり期待せざるを得ないわけです(笑)。まぁ電脳コイルは期待通りだったので良かったのですが・・・。

また知っているスタッフだけ追っかけてると、違う所で台頭するスタッフをフォローできなくなります。最近では鋼の錬金術師のキーアニメーターの一人の亀田祥倫氏があんな素晴らしい作画をしてたのに最近まで知らなくて自分のアンテナの低さにガッカリしています。

ここで結論です。メインスタッフを参考に作品を決めるのは問題ないと思います。しかしメインスタッフだけでなく、制作会社の傾向や原作の内容にも目を向けたほうが良いです。そして実際に作品を見るまでは参考程度にとどめておいた方が良いと思います。またアニメは総合芸術です。脚本、絵コンテ、演出、作画というのはアニメ制作の製造工程の一部です。こうした一部分だけでは作品として成立はしません。作品の評価はもっと別の基軸にあると思います。とはいっても作画が凄い、脚本が良い作品も存在すると思います。一方でそのスタッフの仕事ぶりだけを見たいという見方もそれはそれでありだと思います。

そんなこんなで明日の「ナルト疾風伝」は
脚本・絵コンテ・演出が黒津安明(都留稔幸) 作画監督が鈴木博文
来週の絵コンテ・演出・作画監督が若林厚史です。

特に若林厚史には期待!!。
超超絶アクションが見られるかと思うとワクワクしてしまう!!。

結局、スタッフで判断するようになると、その呪縛からは逃れられないようです(笑)。